カスハラ実態調査の結果が発表されました。
前回と比較した時の大きな数字の動きとしては
①女性が増加(+3.7%)
②70代以降が増加(+7.6%)
③迷惑行為の被害にあったと答えた人が減少(−9.9%)
④40代以降が9割以上
だそうですが、迷惑行為が減った印象なんて1ミリも感じないことと
予想通り40代以上が9割越えという部分に、慢性的な充足感の不足が見え隠れするなぁと
呑気にも思いました。
この結果を踏まえて、この実態調査を行なった団体としては
対応マニュアルの策定や「カスハラは許さない」という社会的な合意形成に向けて
消費者教育の強化が必要だと提言、とありました。
このブログでも何度か書いているとおり
対応の仕方を考える上で、ご指摘や貴重なご意見との明確な切り離しはとても重要ですが
職種や対象によってそれぞれ的確なルールを決めていくことが本当にできるのか。
カスハラという言葉だけがメディアに煽られ、お客様からの健全な要望が
聞こえなくなってしまうのはとても恐ろしいことだと感じます。
従業員を守ること、強いては労働力の維持、向上は大切ですが
企業が成長するためのニーズを取りこぼしてしまうことがあれば、それも大きな損失です。
どうする? どうなる?
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