「カスハラ」がメディアの餌食になってはいないかと心配です。
お客様がクレームを訴えるのは(それが真っ当なご指摘なのか理不尽な言い掛かりなのかはともかく)それなりの原因や理由が必ずあります。
この原因や理由が明確にしてこそ、今後の対策が検討できると思うのですが、ただただおもしろおかしいエンターテイメントになっているような気がしてならないのです。
事例として取り上げられている当事者の皆様は、至って真面目に「クレーム」を言い、その「対応」に向き合っています。メディアはその一部始終からインパクトのある部分を切り取って「あんなに怒鳴って怖いね」「お店のひと可哀想」とか思わせたいだけの薄っぺらいものに変えていってしまいます。
確かに、面白いですよね。
ひとが怒鳴り散らされているのを安全地帯から見ているのは。
誰もが持つ残虐性を簡単に満たして、気持ちもスカっとするのでしょう。
コロッセオが大流行した訳です。
すみません。なんか暴走してますね。
現場で起こっている「カスハラ」と
世間がイメージする「カスハラ」に乖離が生まれてしまえば、生産者と消費者を対等にするための意識改革なんて夢のまた夢です。
そろそろみんなカスハラ報道に飽き飽きしてくれないかなぁ…。
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